朝晩の冷え込みを感じる季節になりました。
季節はすっかり秋の終わり。
どこかに紅葉を見に行こう!と思い立った週末、滋賀県にある伊吹山に登ってきました。
今回の記事は伊吹山の紅葉風景、登山の難易度、駐車場情報などの登山レポートをお伝えします。
伊吹山の基本情報
伊吹山は滋賀県の最高峰(標高約1377m)で日本百名山のひとつ。
岐阜県との境界をなし、山頂からは眼下に琵琶湖、比良、比叡の山々や日本アルプス、伊勢湾まで一望の大パノラマが広がります。
長浜・米原・奥びわ湖を楽しむ観光情報サイト https://kitabiwako.jp/spot/spot_322
伊吹山の紅葉風景
赤い実 ススキの原っぱ 山頂から見える紅葉 山頂付近から見える琵琶湖
私が訪れたのは11月1日。
伊吹山ドライブウェイは紅葉スポットのようですが、伊吹山登山道が紅葉スポットかと聞かれると正直微妙なところです。
昨シーズン行った、東北の栗駒山や関東の那須岳の方が山の紅葉がきれいでした。
しかし、晩秋の季節を感じる景色はたくさんありました。
たっぷりと穂がついたススキが風に揺れる風景や、褪せた色の枯れ草が広がる原っぱ。
山頂からは周囲の山の色づきを眺めることができました。
伊吹山の秋の魅力は鮮やかな赤や黄色の紅葉ではなく、ちょっとノスタルジックな感じの落ち着いた風景です。
伊吹山登山(上野口コース)
登山口入り口 三之宮神社 登山ルートマップ 登山道までの案内板 スキー場 跡地 登山道 5合目 登山道8合目以降の急登
上野口コースは伊吹山登山の一般的なコース。
登山道の入り口には神社があり、その向かい側にはきれいなトイレもあります。
駐車場
登山口の周辺には民間の駐車場がいくつかあるので、そこから出発しました。
この周辺の駐車場代は400円〜500円が多かったです。
駐車場はいくつかあるものの、広めの所でも20台程度しか停められないので混雑する時期は早めに着くようにしたいところ。
この日は紅葉シーズンの日曜だったので、7時半くらいに到着。
駐車場は半分ほどの空きがありました。
入山料
神社の近くに管理小屋があり、そこで入山料(1人300円)を払い登山届を提出します。
入山料を支払うと、登山のルートマップがもらえました。
登山道
登山道は案内板がしっかりあるので、道迷いの心配はほぼありません。
1合目から9合目まで抜けがなくしっかり案内板がある山なので、初級者にはありがたいです。
途中は難所もありません。
8合目以降が少し急な道のりになって道幅が狭くなるので、上りと下りがすれ違うため混雑しやすくなります。
山頂

伊吹山ドライブウェイを使えば9合目まで車で行くことが可能なので、山頂は観光地としても賑わっています。
広めの山頂には日本武尊の像がありました。
山の神様を祀っている山頂は珍しくはありませんが、像の存在感が大きく結構インパクトのある山頂です。
伊吹山は古くから霊峰とされ、『古事記』、『日本書紀』においてはヤマトタケルが東征の帰途に伊吹山の神を倒そうとして返り討ちにあったとする神話が残されている
伊吹山の神は「伊吹大明神」とも呼ばれ、『古事記』では「牛のような大きな白猪」、『日本書紀』では「大蛇」とされていた
伊吹山 Wikipedia
Wikipedia調べですが、上記のような所以から像をお祀りしているようです。
山頂は広く売店や食事処、トイレも充実しているので、故郷のつくば山を思い出しました…

つくば山も伊吹山も初級者に登りやすく日帰り登山にちょうど良いのですが、山頂では登山者と観光客が混ざっているので特別な達成感が得られるかと言われると微妙な所です。
トイレ
駐車場付近、山頂までに2箇所、山頂と4箇所トイレがあります。
今回のルートはしっかり手入れがされたトイレが点在しており、困るポイントはありませんでした。
水洗で綺麗なトイレなので、山のトイレというより一般的な観光地と同じくらい使いやすいです。
実際の活動データ
・登山タイム 5時間30分 (行動時間5時間 休憩時間30分)
・距離 9.5km
・標高差 1200m
まとめ
伊吹山の登山道は鮮やかな紅葉よりも、澄んだ青空とくすんだ原っぱやススキの風景がノスタルジックで印象的でした。
標高差は1200mで距離もそこそこ長いのですが、難所のない整備された登山道。
9合目まで車で来れてしまうので山頂に到達した特別感は薄いものの、きれいなトイレが点在している点や琵琶湖が一望できる景観も申し分なく、登山初級者や家族で山登りを楽しみたい方におすすめです。
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